クマ取りでの脂肪注入は必要か?医師が分かりやすく解説

目の下にクマが無い女性

クマ取りのひとつ、脂肪注入は、必要な場合とそうでない場合があり、後者では、脂肪注入を行ったとしても思うような結果を得られない可能性があります。
つまり、クマ取りでの脂肪注入は、本当に必要かどうかを見極めた上で受ける必要があるということです。
こちらのコラムでは、クマ取りでの脂肪注入で得られる効果や、脂肪注入が必要なケースと必要ないケースについてご紹介しています。

福岡院のクマ取りの詳細

Case

脂肪注入が必要なケースと必要ないケースについて

脂肪注入は、それだけで施術が行われることはあまりなく、どちらかというと、メインの手術や施術の補足として行われることが多いという特徴があります。
つまり、脂肪注入が必要なケースと必要ないケースがあるということですね。
それでは、それぞれにどのようなケースなのかについてご紹介していきましょう。

脂肪注入が必要なケース

目の下の脂肪注入の3週間後の症例
【リスク・副作用】むくみ・内出血・患部に痛みや熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。

目の下や頬の脂肪が落ちてゴルゴラインがくっきりと出ている、または強い凹みが目立つという場合では、ゴルゴラインや凹み部分を埋める目的で、脂肪注入が必要になります。
そしてもうひとつ、裏ハムラ法で脂肪の再配置後、凹みがやや残ってしまったなどの場合では、脂肪注入での対応となることがあります。

脂肪注入が必要ないケース

経結膜脱脂やハムラ法で理想の目元が実現できた場合では、わざわざ脂肪注入を行う必要はありません。
脂肪注入はどちらかというと脂肪の付け足し感覚で行う施術ですので、何らかの手術や施術をした際のボリュームアップに役立てる施術として捉えておくと良いでしょう。

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クマ取りでの脂肪注入に期待できる効果

クマには「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」「赤クマ」があり、できた原因はそれぞれに異なります。
また、脂肪注入はこれらすべてのクマの改善に対応できますが、脂肪注入だけでの改善が難しい種類のクマもあるのです。
それではまず、クマ取りでの脂肪注入に期待できる効果から見ていきましょう。

色みの改善効果

青クマのイメージ

青クマは血行不良による毛細血管の透け、茶クマはメラニン色素による色素沈着、黒クマは皮膚のたるみ、赤クマは眼輪筋の透けによって起こります。
そして、これらすべてのクマの色みの改善に役立つのが脂肪注入です。
青クマがあると疲れた印象に、茶クマがあると顔全体が暗い印象になることがありますが、脂肪注入をしてしまえば、皮膚の色をコントロールできますので、これらの印象を軽減できます。
また、黒クマでは老けた印象に、赤クマでは目全体が腫れぼったい印象になることがありますが、これらの悩みも脂肪注入で改善を目指せます。

凹みの改善効果

黒クマは、目の下の皮膚がたるんで起こるケースと、頬の脂肪が落ちて目の下に凹みができることで起こるケースがあります。
そして後者の場合では、凹みが目立つ部分に脂肪注入をすることで、頬や目の下にふっくら感が生まれ、若々しい目元を目指せるのです。
また、頬の脂肪が落ちると目の下の凹みだけでなくゴルゴラインが目立ってくることがありますが、ゴルゴラインもまた、脂肪注入で改善を目指せます。
なお、目の下の凹みやゴルゴラインはヒアルロン酸注入でも対応可能ですが、ヒアルロン酸注入の効果は長続きしないため、長期的な効果をお望みなら脂肪注入のほうがおすすめできるでしょう。

たるみの改善効果

目の下や頬の脂肪が落ちると、その部分の皮膚がハリを失い、たるみが生じます。
つまり、もともと脂肪があった部分に脂肪注入すれば、脂肪があった頃と同様の目元に戻れる可能性があるということです。
なお、たるみの度合いによっては脂肪注入だけでは対応できないことがあり、別の手術や施術との併用になる可能性があります。
併用が必要なケースについては以下でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

他の手術や施術との併用がおすすめのケースについて

脂肪注入はすべてのクマの改善に役立ちますが、脂肪注入だけでは改善が難しい場合もあります。
そして、それを知らずに脂肪注入だけを受けてしまうと、ほとんど効果を実感できず、がっかりする可能性があるのです。
それでは、脂肪注入だけでなく、別の手術や施術との併用がおすすめのケースについてご紹介します。

目の下のふくらみが目立つ

目の下のふくらみは、眼窩脂肪という眼球を保護する特殊な脂肪によって形成されています。
そして、ふくらみを残した状態で脂肪注入をしてしまうと、凹み部分はフラットになるかもしれませんが、ふくらみ部分がより強調されてしまう可能性があるのです。
つまり、逆効果になるリスクがあるということですね。
このように目の下にふくらみがある場合では、眼窩脂肪を取り除く「経結膜脱脂」や、脂肪を移動させて再配置する「ハムラ法」での対応が適切でしょう。

なお、経結膜脱脂やハムラ法では、それ自体にクマ取り効果を期待できますので、脂肪注入が必要ない場合もあります。
この点については医師から説明があるはずですが、医師によっては脂肪注入を強引に勧めてくることがありますので、十分に注意してください。
肝心なのは、本当に脂肪注入が必要かどうかを冷静に判断するということです。
脂肪注入を勧められても、その理由に納得できなかったのであれば、ひとまずクマ取りは見合わせて、別のクリニックでセカンドオピニオンを仰ぐというのもひとつの方法でしょう。

目の下のたるみが進んでいて脂肪注入だけでは改善が困難

裏ハムラで目の下のふくらみを取った症例
【リスク・副作用】むくみ・内出血・患部に痛みや熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。

目の下のたるみが緩んだ皮膚によるものの場合では、皮膚切除で余分な皮膚を取り除かなくてはならないことがあります。
また、目の下のたるみだけでなくふくらみも目立つ場合では、ハムラ法での改善を検討する必要があるでしょう。
ハムラ法には表ハムラ法と裏ハムラ法があり、表面から皮膚を切開して脂肪の再配置をする表ハムラ法では、余った皮膚の切除と緩んだ眼輪筋の一部を切除できます。
つまり、表ハムラ法では眼輪筋の透けによる赤クマの改善にも対応できるということですね。
なお、表ハムラ法でクマ取りを受けた場合でも、脂肪注入の併用が必要ない場合があります。

色素沈着が脂肪注入だけでは薄くならない

茶クマのイメージ

色素沈着による茶クマが脂肪注入だけで薄くならない場合では、色素沈着している部分の集中美白ケアが必要になることがあります。
この場合では、ケミカルピーリングなどでの対応となるでしょう。
ただし、特殊なシミに分類される肝斑による茶クマの場合では、内服薬を用いて改善を目指すことがあります。
なお、茶クマの改善には普段の生活にも注意が必要で、ビタミンCの積極的な摂取や、紫外線ブロック対策など、お客様ご自身によるケアも必要です。

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クマ取りの脂肪注入・注意すべき点は?

今回は、クマ取りでの脂肪注入で得られる効果や、必要なケースと必要ないケースについてご紹介してきました。
クマ取りでの脂肪注入は、それ自体でクマを改善するというよりも、クマ取りの手術や施術のサポートとして捉えておく必要があります。
そのため、脂肪注入が必要だと医師が判断した場合以外では、無理に受ける必要はないのです。
なお、クマ取りでの脂肪注入は、脂肪を注入するだけの簡単な施術だと思われてしまうことがありますが、そのようなことはなく、施術に際しては注意しなければならない点もあります。
それでは、脂肪注入の注意すべき点についてご紹介しましょう。

表情の違和感やしこりのリスク

クマ取りでの脂肪注入では、注入量が難しく、多く注入しすぎた場合では、笑った際に脂肪注入部分がポコッと浮き出ることがあります。
このような状態は、注入した脂肪が組織に完全に馴染まないことが原因で起こりますが、そこには理由が存在しているのです。

脂肪注入では、お客様から採取した脂肪を「ナノファット」という形に加工した後に注入を行う場合があります。
しかし、注入した脂肪のすべてが組織に馴染むわけではないのです。
それは、脂肪注入に使用する脂肪は、お腹や脚などから採取しているためで、体の別の部分から採取した脂肪であることから、目の下の組織に完全に馴染まない可能性があるからです。
また、脂肪を多く注入しすぎると、しこりのリスクも高まります。
つまり、クマ取りでの脂肪注入を受けるなら、仕上がりの自然さを意識した施術を行わなければならないということです。ただ、しこりができやすい体質の方もいますので注意が必要です。とういんではできるだけ、しこりにならないように丁寧に脂肪注入を行っています。

脂肪の定着率は約50~60%程度。ただし個人差あり

脂肪注入では、やや多めの脂肪を注入することがありますが、それは注入した脂肪がそのまま生着する可能性は低く、生着するのは全体の約50~60%だと考えられているからです。
さらに、術後1年後の生着率は生着した脂肪の40~70%となっていますので、生着した脂肪は年々減少することになります。
もちろん、脂肪がまったく生着しないということはありませんが、生着率には個人差がありますので、場合によっては生着率が低い可能性もあります。
そして、それを見越して多めの脂肪を注入すると、術後しばらくは目の下が不自然に膨らんで見えることがありますが、この状態は約3カ月間かけて自然な仕上がりに落ち着きます。

ダウンタイムあり

クマ取りでの脂肪注入では、施術直後から腫れや内出血が見られることがあり、人によってはこれらの症状が強く出ることがあります。
腫れや内出血は1~2週間かけて引きますが、切開を伴う手術と併用した場合では、さらにダウンタイムが長くなる可能性があります。
また、脂肪注入では、あらかじめ脂肪を採取しておかなくてはならないため、採取部分にもダウンタイムがあります。

脂肪注入用に採取する脂肪は、一般的に行われているお腹や脚などの脂肪吸引ほど大量の脂肪を吸引することはありません。
しかし、脂肪を採取するということは、その部分の組織がダメージを受けるということで、1~2週間程度のダウンタイムがあると考えておく必要があるのです。
また、脂肪を採取した部分にも腫れや内出血が見られることがあるほか、筋肉痛のような鈍痛が1週間程度続くこともあります。
クマ取りでの脂肪注入を受けるなら、注入部分だけでなく採取部分にもダウンタイムがあるということを頭に入れておきましょう。

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脂肪注入を使用したクマ取りの症例写真

【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
裏ハムラのクマ取りの症例写真
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
クマ取りの1か月後の症例
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
クマ取りの症例写真
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
目の全方向拡大とクマ取りの症例写真
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
クマ取りの1か月後の症例写真
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。
【リスク・副作用】むくみ・内出血・目元の熱感などを生じることがあります。リスク副作用に配慮して丁寧に手術を行います。

eクリニック 福岡院ではクマ取りの脂肪注入を積極的に行っています。ダウンタイムに配慮して丁寧に対応しています。クマ取りの脂肪注入の症例は、インスタグラムで多数公開しています。ぜひチェックしてみてください。

福岡院院長のインスタグラムのバナー

クマ取りの症例写真がいっぱい。福岡院院長のインスタグラムはコチラ⇒

summary

クマ取りの脂肪注入ならeクリニック福岡院

イークリニック福岡の外観

eクリニック福岡院ではクマ取りの脂肪注入の美容整形を積極的に行っています。

eクリニック福岡院は博多駅から10分にある博多ビジネススクエアの4階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。

術後に後悔しないように美容外科選びは慎重におこないましょう。

クマ取りに迷ったら、まずは当院の美容外科医によるカウンセリングをご利用ください。

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