クマ取りで脂肪注入を行うのは「なぜ」?
クマ取りは、エイジングケア治療の中でも高い人気を誇っています。また、クマ取りには複数の種類があり、それぞれに1種類の手術や施術で行われるケースや、複数の種類を組み合わせて改善を目指すケースもあります。今回は脂肪注入にスポットを当てて、脂肪注入に関する「なぜ?」を中心に話を進めていきますが、実は、脂肪注入には適応となるケースと、適応にならないケースがあるのです。
why
クマ取りで脂肪注入を行うのはなぜ?
クマ取り方法はクマの種類によって対応できる手術や施術が異なり、クマの種類に合わない方法で行ってしまうと、効果を実感できない可能性があります。
特に脂肪注入の場合ではそれが顕著に現れます。
それではまず、クマ取りで脂肪注入を行う目的から見ていきましょう。
クマの色素を調整する目的
クマには、青クマ、茶クマ、黒クマ、赤クマがあります。
このうち、青クマは目の下が青黒く変化し、茶クマは茶色っぽく変化するという特徴があります。
そして、これらのクマの色素調整に役立つのが脂肪吸引なのです。
ただし、青クマは目元の血行不良や疲れ、茶クマは刺激や紫外線の影響が原因でできていますので、しっかりと改善するのなら、脂肪吸引とともにお客様ご自身で行える対策をすることも大切です。
たとえば、青クマ改善なら適度な運動で血行不良の改善に努める、茶クマならピーリングやスクラブ洗顔でターンオーバーを促すなどがその例として挙げられます。
黒クマ(影クマ)の凹みを埋める目的
黒クマは影クマとも呼ばれ、目の下の皮膚がたるむことでつくり出される影でできるクマです。
つまり、青クマや茶クマのように、クマ自体の色素が変化しているのではなく、影でできることで皮膚が黒っぽく見えているということです。
黒クマができやすい方は、目の下の眼窩脂肪が少なく、ふくらみがなく皮膚だけがたるんでいるという特徴があり、脂肪注入をすることで改善を目指せます。
ただし、皮膚のたるみが進行してしまっている場合では、脂肪注入のみでの対応が難しいことがあり、この場合では皮膚切除も同時に行うことがあります。
脂肪の減少による目の下の窪み改善目的
年齢とともに頬の脂肪が落ちてくると、目の下に窪みができ、クマのようになることがあります。
この場合、皮膚にたるみがなかったとしても、目の下の窪みが深くなることで黒クマのような印象になりますが、この状態もまた、脂肪注入で改善を目指せます。
ハムラ法によるクマ取りのサポート
ハムラ法とは、眼窩脂肪を体内に残したまま、位置だけを凹み部分に移動させて固定する方法で、目の下のふくらみと凹みを一度に解消できます。
また、ハムラ法には表皮を切開する方法と、内部の結膜を切開する方法がありますが、もともとの眼窩脂肪の付き具合や凹み部分の溝の深さによっては、ハムラ法+脂肪注入での対応となることがあります。
他にも、眼窩脂肪を除去する経結膜脱脂+脂肪注入といった組み合わせになる可能性もありますので、詳細についてはカウンセリングで確認してください。
case
脂肪注入が適応となるケース、ならないケース
脂肪注入は向き・不向きがある施術で、行き王となるケースとならないケースがあります。
それでは、脂肪注入はどのようなときに適応となるのか、そして、適応とならないケースについてご紹介します。
脂肪注入は適応となるケース
脂肪注入は、以下の条件を満たしていた場合に適応となる可能性があります。
採取できる脂肪が十分にある方
脂肪注入に用いられる脂肪は、お客様ご自身から採取した脂肪を加工して使用しますので、事前に脂肪を採取・加工しておく必要があります。
そして、ここで問題となるのは、採取する脂肪が一定量に満たないときには、脂肪を採取できず、脂肪注入も受けられないということです。
なお、脂肪注入ではおもに太ももから採取した脂肪を使用しますが、お腹から採取した脂肪でも脂肪注入は行えます。
目の下に強い凹みができている方
目の下の凹みは、年齢によって頬の脂肪そのものが減少したり、下方に下がったりすることで起こります。
凹みの度合いには個人差がありますが、人によっては極端な凹みが見られることがあり、このような場合では脂肪注入で対応することになります。
長期的な効果をお望みの方
脂肪注入では、注入した脂肪がそっくりそのまま残ることはなく、1年後は40~70%で生着し、最終的に注入した量の約50〜60%が生着して体内に残ります。ただ、生着量は個人差があります。
そして、しっかりと生着した脂肪はほぼ減少することはなく、半永久的な効果を期待できます。
つまり、1回の施術で完結でき、なおかつ長期的な効果をお望みの方に向いてるのが脂肪注入だということです。
なお、脂肪の採取に関して抵抗がある方の場合では、脂肪注入と同様の効果を得られるヒアルロン酸で対応できます。
ただし、脂肪注入では脂肪が生着するのに対し、ヒアルロン酸は体内に留まることがなく、注入したヒアルロン酸の多くは経年で体内に吸収されるという特徴があります。
つまり、ヒアルロン酸注入には長期的な効果は期待できないということです。
脂肪注入の代わりにヒアルロン酸注入を受けたいとお考えの方は、脂肪注入ほど長期的な効果を期待できないということを頭に入れた上で、施術を検討する必要があります。
他の手術や施術と併用に抵抗がない方
脂肪注入は、額のしわやほうれい線の解消などで行われることがあり、この場合では脂肪注入のみの施術で対応できることがほとんどです。
しかし、目の下のクマ取りで脂肪注入をする場合では、どちらかというと他の手術や施術のサポートとして行われることが多いです。
たとえば、以下のようなケースです。
- 経結膜脱脂との併用で、目の下をよりフラットな状態に整えたい
- ハムラ法で完全に埋まらなかった凹みを脂肪注入で埋めたい
- 皮膚切除後の目の下にボリュームを加えたい
- たるみが少ない黒クマを改善したい
クマ取りで脂肪注入をしたいとお考えなら、脂肪注入のみではなく、他の手術や施術との併用になる可能性があるということを知っておきましょう。
脂肪注入が適応とならないケース
脂肪注入は、施術を希望するすべての方に適応されるわけではなく、適応とならないケースもあります。
内臓脂肪が多く皮下脂肪が少ない方
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、採取できるのは皮下脂肪です。
したがって、脂肪注入に用いられるのも皮下脂肪ということになりますが、皮下脂肪が少ないことで医師が採取困難だと判断した場合では、脂肪吸引を受けることができません。
つまり、この場合では脂肪注入も受けられないことになります。
なお、内臓脂肪はお腹周りに溜まるという特徴があるため、この脂肪の量が増えると、お腹がポコッと出てくることがあります。
お腹がポコッと出てきても、それが皮下脂肪によるものではなく内臓脂肪によるものであれば、脂肪の採取も脂肪注入も行えません。
内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方は簡単で、お腹の出っ張り部分を指でつまんでみて、つまめないのなら内臓脂肪、しっかりとつまめるようであれば皮下脂肪と判断できます。
他の手術や施術で十分な効果を得られると医師が判断した場合
クマ取りの代表的な手術や施術には、経結膜脱脂、ハムラ法、裏ハムラ法、皮膚切除があります。
また、色素沈着による茶クマの場合では、レーザー治療やケミカルピーリングなどでの対応となる場合があります。
いずれの場合でも、脂肪注入以外の手術や施術でのクマ改善が可能だと医師が判断した場合では、脂肪注入が行われないことがあります。
脂肪注入は、クマ取りのメイン治療ではなく、どちらかというとサブ治療として捉えることができ、必ずしもクマ取りに必要な施術ではありません。
カウンセリング時に医師から脂肪注入の提案がなかった場合では、まずはその理由の説明を受け、提案された内容での手術や施術でのクマ取りを検討することをおすすめします。
【おススメ関連コラム】福岡で目の下のクマ取り(クマ治療)の人気の美容外科の選び方▶
photo
ダウンタイムに配慮したクマ取りの症例写真
eクリニック 福岡院ではクマ取りの脂肪注入を積極的に行っています。ダウンタイムに配慮して丁寧に対応しています。クマ取りの脂肪注入の症例は、インスタグラムで多数公開しています。ぜひチェックしてみてください。
クマ取りの症例写真がいっぱい。福岡院院長のインスタグラムはコチラ⇒
summary
クマ取りの脂肪注入ならeクリニック福岡院
eクリニック福岡院ではクマ取りの脂肪注入の美容整形を積極的に行っています。また、しこりやダウンタイムに配慮して丁寧に行っています。
eクリニック福岡院は博多駅から10分にある博多ビジネススクエアの4階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。
術後に後悔しないように美容外科選びは慎重におこないましょう。
クマ取りに迷ったら、まずは当院の美容外科医によるカウンセリングをご利用ください。