目の下の膨らみ取りの経過と過ごし方を医師が解説
目の下の膨らみ取りの美容整形には複数の術式があり、手術方法によってダウンタイムの経過期間中に見られる症状や、ダウンタイムの長さが変わってきます。
しかし、どの美容整形の方法で目の下のふくらみ取りを受けたとしても、多かれ少なかれ組織はダメージを負っているため、ダウンタイムが生じます。
こちらのコラムでは、目の下のふくらみ取りの美容整形の種類やダウンタイム期間中に見られる症状、経過と過ごし方についてご紹介しています。
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目の下のふくらみ取りの術後の経過と過ごし方について
目の下のふくらみ取りは、皮膚を切開する方法やしない方法によってダウンタイム期間中に見られる症状や、ダウンタイムに長さに差が生じます。
それでは、目の下のふくらみ取りの術後に見られる症状や経過、過ごし方についてご紹介しましょう。
手術後のダウンタイムの経過中に見られる症状と経過
目の下のふくらみ取りでは、内部の組織に手を加えることになるため、どうしても組織はダメージを受けます。そして、その回復期間に当たるのがダウンタイムです。
目の下のふくらみ取りで多いのは「腫れ」と「内出血」
目の下のふくらみ取り後に多く見られる症状は、腫れと内出血です。
これは、皮膚を切開したり皮膚を切除したりする手術の場合に強く見られる症状ですが、結膜から眼窩脂肪にアプローチする経結膜脱脂でも見られることがあります。
また、経結膜脱脂と裏ハムラ法では、経結膜脱脂のほうが組織のダメージは少ないと考えられますが、それでも腫れや内出血が見られないということではありません。
なお、腫れや内出血は1から2週間かけて引いていきますが、内出血は途中で黄色っぽく変化し、やがて自然な肌の色に落ち着くという経過をたどります。
この症例写真はeクリニック 福岡院で行った目の下の膨らみ取りの裏ハムラ法でおこなった、手術直後と2日目、3日目、4日目、5日目、1週間後、1か月後の経過の症例です。
1週間後でもまだ腫れはありますが、メイクなどで隠すことが可能です。
1か月後にはほとんどわからなくなっています。
このように、当院ではダウンタイムに配慮して美容整形を行っています。
抜糸について
皮膚を切開する目の下のふくらみ取りでは抜糸が必要になりますが、お客様の状態によって抜糸のタイミングがずれる可能性があるため、一概に「〇日後に抜糸」というように明言はできません。
また、傷口の回復状況によっては、2回に分けて抜糸する場合もあります。
なお、抜糸するまでの期間は糸が付いているため、目の下に引きつれなどの違和感を覚えたり、目やにが出やすくなったりすることがあります。
しかし、抜糸が無事に完了すれば、目の下の違和感はなくなり、目やにも出にくくなります。
抜糸後しばらくの間は縫合跡が残りますが、縫合跡はメイクで隠せますし、数か月後には薄く目立たない状態になりますので、あまり気にする必要はありません。
ちなみに、ハムラ法の抜糸は術後5から7日目が目安となっています。
完成形は約2ヶ月後から3カ月後
目の下のふくらみ取り後には、およそ2週間で目立った腫れや内出血が見られなくなりますが、この時点ではまだ完成形に仕上がった状態ではありません。
それは、手術によって組織が負ったダメージは、細胞の入れ替わりによって回復していきますが、裁縫の入れ替わりは短期間ですむものではなく、数か月単位で考えなければならないからです。
完成形に仕上がるまでの期間については、目の下のふくらみ取りの方法やお客様の年齢などによって差が生じますが、少なくとも2カ月、平均すると3カ月程度の期間が必要だと考えておくのが妥当でしょう。
この症例写真は当院でおこなった裏ハムラの手術前と2ヶ月後の症例写真です。2ヶ月後には、目の下の膨らみが無くなっている事が分かります。
手術後の経過中の過ごし方・注意点
目の下のふくらみ取りでは、どのような方法で手術を受けたとしてもダウンタイムがあり、その過ごし方でダウンタイム期間が変わることがあります。
それは、傷口や組織に刺激を与える行動をとると、必要以上にダウンタイムが長引くリスクがあるからです。
それでは、目の下のふくらみ取りの手術後の経過期間中に注意したい行動をご紹介しましょう。
こちらで紹介する注意点は、あくまで一例になります。ダウンタイムの経過期間の過ごし方は必ず執刀医にお伺いください。
水濡れに注意
目の下のふくらみ取り後、洗顔やシャワーは翌日から行えますが、その際には患部が水に濡れないように注意してください。
特に注意していただきたいのは洗顔で、患部が水に濡れてしまうと回復が遅れることがありますので、十分な注意が必要です。
メイクはいつから?
目以外のメイクは当日から行ってかまいませんが、切開手術では抜糸の翌々日まで行えません。
また、切開しない方法では翌日から可能になりますが、その際には、濃いメイクを控え、簡単なクレンジングで落とせる軽めのメイクに留めましょう。
腫れや内出血が見られなかったとしても、組織がダメージを受けていることには違いありませんので、メイクで患部に刺激を与えないように注意してください。
入浴は1週間後から
目の下のふくらみ取り後にはなるべく患部を刺激しないことと、温めすぎないことが大切です。
特に患部を温めてしまうと、血液の循環が良くなることで傷の回復が遅れるリスクが高まります。
特に入浴で全身を温めてしまうと、より一層血液の瞬間が良くなり、傷口に良い影響を与えません。
目の下のふくらみ取り後に入浴をするなら、1週間後まで待ちましょう。
また、体を温めるという意味では運動もおすすめできませんので、運動についても術後1週間程度は控えるよう注意しましょう。
コンタクトレンズの使用について
コンタクトレンズの使用は、目の下のふくらみ取り後1週間が経過すれば行ってもかまいません。
ただし、白目が赤く腫れている、何となく目の中がゴロゴロすると感じたなら、自己判断でコンタクトレンズを使用するのではなく、医師の指示を仰いでください。
無理にコンタクトレンズを使用すると、状態がますます悪化するリスクが高まりますので、十分な注意が必要です。
コンタクトレンズで視力を調整している方は、目に異常が現れている間はメガネで対応するなどで対策することをおすすめします。
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目の下のふくらみやクマ取りの症例写真
eクリニック 福岡院では、目の下のふくらみ取りの美容整形を積極的に行っています。目の下のふくらみ取りの症例は、インスタグラムで多数公開しています。ぜひチェックしてみてください。
目の下のふくらみ取りの症例写真がいっぱい。福岡院院長のインスタグラムはコチラ⇒
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そもそも目の下のふくらみ取りとは?美容整形の種類をご紹介
目の下のふくらみは、眼球が納まっている眼窩という部分を取り巻く「眼窩脂肪」によって形成されています。
眼窩脂肪は眼球保護目的で存在し、クッション材としての働きをしています。
つまり、眼窩脂肪がないと、眼球が外部からの刺激をダイレクトに受けてしまうリスクがあるということですね。
このように、なくてはならないのが眼窩脂肪なのですが、年齢によって眼球を支える筋肉が衰えてくると、眼球の下垂で押し出された眼窩脂肪が、前方にポッコリと出てきてふくらみを形成することになるのです。
それでは早速、目の下のふくらみ取りの種類からご紹介しましょう。
経結膜脱脂
下まぶたの内側にある結膜を切開して、眼窩脂肪を取り除く方法です。
この方法では、表面の皮膚を切開しないため、手術痕が残る心配がありません。
また、切開口が狭く組織が負うダメージが少ないことから、ダウンタイムが短いというメリットがあります。
この症例は当院で行った経結膜脱脂の手術直後と1週間後の経過の症例写真です。ダウンタイムに配慮して手術を行っているので、このように、手術直後からほとんど腫れや内出血が見られません。
ハムラ法
表ハムラ法と呼ばれることもある目の下のふくらみ取りで、下まぶたのまつ毛の生え際の直下を切開し、その部分から眼窩脂肪にアプローチして、凹んだ部分に眼窩脂肪を移動させる方法です。
つまり、眼窩脂肪を窪み部分に再配置することで、ふくらみが目立たないフラットな目元を実現できる方法だということです。
ハムラ法では、眼窩脂肪の移動とともにたるんだ皮膚や緩んだ眼輪筋の一部も切除できるため、目元の印象を大きく変えたい方におすすめです。
ハムラ法では、目の下のふくらみやたるみのほか、小じわの解消も行えます。
裏ハムラ法
ハムラ法と同様に、眼窩脂肪を窪み部分に再配置してフラットな目の下を目指す方法です。ハムラ法と異なるのは、ハムラ法のように表面の皮膚を切開することなく、まぶたの裏側にある結膜から眼窩脂肪にアプローチするという点です。
つまり、表面に傷跡が残らないというメリットがあるということですが、その反面、処理できる範囲が限られますので、術後には大きな変化が見られないことがあるのです。
特に、裏ハムラ法ではたるんだ皮膚には対応できませんので、比較的若い年代の方に向いている方法だといえるでしょう。
裏ハムラ法もまた、ハムラ法と同様に小じわを解消することができます。
裏ハムラ法の手術からダウンタイムの実際の様子
裏ハムラ法の手術から1か月後のダウンタイムの経過まで動画でご紹介しています。手術中のポイントなども解説していますのでぜひご覧ください。
皮膚切除
年齢によってたるんだ皮膚によってできた黒クマを解消できるのが、余った皮膚を取り除く皮膚切除です。
この方法では、目の下に影をつくる黒クマの改善に役立つほか、腫れぼったく見える赤クマの解消にも役立ちます。
また、経結膜脱脂との併用も可能ですので、目の下のふくらみとたるみを同時に解消したい方は、皮膚切除+経結膜脱脂がおすすめできるでしょう。
脂肪注入
眼窩脂肪による目の下のふくらみは目立ち、実年齢以上のフケ替えの原因になります。
反対に、目の下の脂肪が年齢によって落ちてしまうと、目の下に目立つ窪みができて、やはり実年齢以上の老け顔をつくり出す原因になります。
そして、脂肪の減少による老け顔の解消に役立つのが、お客様ご自身から採取した脂肪を注入する方法なのです。
この方法では、あらかじめお客様から脂肪を採取しなければなりませんが、目の下の脂肪注入に使用する脂肪は少量ですので、脂肪の採取で大掛かりな手術になることはありません。
なお、脂肪注入に使用する脂肪は、お腹や太ももなど、皮下脂肪が多い場所から採取することになります。
こめかみリフト
こめかみ部分の皮膚の一部を切開して、内部の筋肉を引き上げる手術をすることで、クマの解消や目の下のリフトアップを実現できる方法です。
こめかみリフトでは、目の下のたるみや小じわ、垂れ下がった目尻の改善を行えます。
なお、この方法では表面の皮膚を切開するため、術後の傷跡が心配になるかもしれません。
しかし、髪の毛の中の目立たない場所を狙って切開をするため、傷口が回復すれば髪の毛に隠れて傷口が目立ちにくい状態になります。
ただし、こめかみリフトでは目の下のふくらみを解消することはできませんので、目の下のふくらみも同時に解消したいなら、別の手術との併用が必要になるでしょう。
summary
目の下のふくらみ取りをお考えの方はeクリニック福岡院へ
目の下の膨らみとりは経結膜脱脂や裏ハムラ法など様々な技法があります。裏ハムラ法は技術力が伴います。当院は目の下の膨らみ取りでメリットが多い、裏ハムラ法を積極的に行っています。
eクリニック(イークリニック)福岡院は博多駅から10分にある博多ビジネススクエアの4階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。
目の下の膨らみ取りは修正が難しい美容整形のため、美容外科選びは慎重に行う事をお勧めします。
当院はカウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。