目の下のひどいクマの原因を医師がわかりやすく解説

以前はそれほど気にならなかった目の下のクマがひどい！と感じたときにしなければならないこと、それは「普段の生活習慣を顧みる」ということです。
というのは、目の下のクマは生活習慣に左右されやすく、生活習慣を改善しないことによって、現在よりもひどい状態になることがあるからです。
それでは早速、「目の下のクマがひどい」と感じたときの原因や、今すぐにできる対策についてお伝えしていましょう。
コラムの最後には、ひどいクマを改善できる美容医療についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

目の下のクマには、「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」があり、それぞれにできる原因やひどくなる原因が異なります。
それでは早速、それぞれのクマが「ひどい！」と感じる原因や対策方法についてご紹介します。

そばかすのように細かい斑点ではなく、目の下が全体的に茶色っぽく変化している状態は茶クマと呼ばれ、色素沈着が原因で起こります。
それでは、茶クマをつくり出している色素沈着の原因をご紹介しましょう。

特に紫外線の放射量が多い時期に茶クマが目立つと感じたなら、紫外線対策をせずに過ごしたことによる日焼けの可能性が考えられます。
この場合は、目の下全体というより頬骨と下まぶたの境目あたりに茶色っぽさが目立つという特徴があります。
紫外線による色素沈着は、そのまま放置しているとシミとして定着してしまいますので、まずは紫外線対策をして、紫外線から目の下の皮膚を守りましょう。
また、色素沈着の改善には皮膚のターンオーバー周期を整えることも大切ですので、美白成分配合の保湿化粧品でケアも忘れずに行ってくださいね。

青クマとは、目の下が青黒く見えるタイプのクマで、目の下に滞留した血液が外部に透けて見えることで起こります。
ということは、目の下に血液が滞留しなければ青クマを解消できるということになり、以下でご紹介する原因を取り除けば、青クマを解消できる可能性が高くなるということです。

「寝る前の1時間はスマホやパソコン操作はおすすめできない」という話、どこかで見聞きしたことはないでしょうか。
実はこれは本当の話で、寝る前の1時間以内にスマホやパソコンから放出されるブルーライトを目が受けてしまうと、脳が「現在は日中」と勘違いし、活動を司る交感神経を活性化させます。
すると、脳にはやる気スイッチが入ってしまい、この状態が良質な睡眠の妨げにつながることになるのです。
そしてこのような状態を避けたいなら、寝る前の1時間はスマホやパソコンの操作はせず、脳をリラックスさせることが大切です。

黒クマとは、皮膚のたるみや眼窩脂肪が前方に膨らむことで起こるクマで、たるんだ皮膚や膨らんだ脂肪による影で目の下が黒っぽく見えるという特徴があります。
それでは、黒クマの原因について、もう少し詳しくご紹介しましょう。

皮下には、肌のハリや水分を保つ働きがあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が存在しており、目の下に若々しさをもたらしています。
また、これらの成分は女性ホルモンの分泌量と密な関係があり、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌により、体内量を一定に保つことができます。
ところが、エストロゲンの分泌量は20代後半をピークとし、その後はどんどん分泌量が減るといわれているのです。
そしてそれに伴い、コラーゲンなどの美容成分の体内量も減り、その結果、黒クマができることになります。
また、クレンジング時や花粉の時期に目の周囲をこすることも、皮膚が伸びてたるむ原因になることがあります。
こうしてたるんでしまった皮膚は、セルフケアでの改善は難しいため、美容医療で改善を目指す方法がおすすめできるでしょう。

年齢とともに眼輪筋が衰えると、それに伴い眼球が下垂し、その圧によって目の下の眼窩脂肪が前方に飛び出し、膨らんで見える状態になることがあります。
この状態は、もともと眼窩脂肪の量が多い方に見られることが多い状態で、若い年代の方にも見られることがあります。
なお、眼輪筋はトレーニングで鍛えることもできますが、効果を実感できるまでの期間は長くなる可能性がありますので、スピーディーに改善をしたいのなら、美容医療での対策がおすすめです。

表ハムラ法や裏ハムラ法と呼ばれる手術で、表ハムラ法では表面から皮膚を切開して眼窩脂肪を目の下のくぼみ部分に移動させて固定します。
一方の裏ハムラ法では、表面の皮膚は切開せず、目の内部の結膜側を切開して眼窩脂肪を移動させる方法です。
なお、表ハムラ法では眼輪筋を切開するため、手術によって涙袋がなくなってしまう可能性がゼロではありません。
それに対して裏ハムラ法では眼輪筋を切開しませんので、眼輪筋はそのままの状態で温存できます。
こう聞くと、裏ハムラ法のほうが優れているように感じますが、表ハムラ法では皮膚切除を同時に行えるのに対し、裏ハムラ法では皮膚切除を同時に行うことができません。
このように、どちらの方法にもメリットとデメリットがありますので、これらの違いをきちんと理解した上で手術に臨む必要があるでしょう。

眼窩脂肪が前方に膨らんでしまうことで黒クマができることがあれば、逆に眼窩脂肪の急激な減少によって目の下が窪み、黒クマができることもあります。
そして後者の場合では、目の下にヒアルロン酸を注入することで改善できる場合があります。
ただし、ヒアルロン酸注入には長期的な効果を期待できませんので、この点には注意が必要です。
また、目の下のヒアルロン酸注入には高い知識と技術が必要です。
それは、失敗するとヒアルロン酸が表面から青白っぽく見える“チンダル現象”が起こる可能性があるためです。
そのような理由から、ヒアルロン酸でのクマ改善を行いたいなら、慎重に医師を選ぶ必要があるでしょう。

この症例はeクリニック福岡院で行った経結膜脱脂（目の下の脂肪取り）とヒアルロン酸注入を行った手術前と手術直後と１週間後と１か月後の症例です。手術直後でもほとんど腫れがありません。

下まぶたの内部にある粘膜部分を切開し、切開部分から眼窩脂肪を引っ張り出して取り除く方法です。
この手術では、目の内部からアプローチを行いますので、表面に傷が残らず、目立った腫れも1週間程度で引きます。
この方法は、特に眼窩脂肪の量が多い方に向いている手術です。

福岡でクマ取り整形を受けるなら、美容外科選びに注意してください。
今回は、福岡で美容外科を選ぶ際の条件や、美容外科をきちんと選ばなかったことで起こる可能性があるリスクについてもご紹介してきました。
クマ取り整形はそれほど高難易度の手術ではありませんが、脂肪の除去量や固定する場所などによって仕上がりが異なる場合があります。
クマ取り整形で満足できる結果を得たいなら、まずは信頼できる美容外科を探してカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

eクリニック福岡院ではクマ取り整形の施術を積極的に行っています。

eクリニック福岡院は博多駅から10分にある博多ビジネススクエアの４階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。

まずは美容外科医によるカウンセリングをご利用ください。